こんにちは。
今日も無益に、そして真剣にAIと遊び倒している、斎藤プロンプトです。
皆さんは、日々の生活でAIを活用されていますか?「AIに話しかける」という行為が、もはや特別なことではなくなった今日この頃。私もさまざまなAIと対話する中で、ふと気になることがありました。
「AIたちってさ、ライバルのことどう思ってるんだろう?」
人間だったら「アイツ、いいヤツだけどちょっとウザい」みたいな感情、普通にあるじゃないですか。
じゃあAI同士だったら?――興味しかない。
というわけで今回は、各AIにライバルのいいところを聞くという無意味なインタビューをしてきました。
(誰得?→俺得)
AIたちの個性 〜事前の仮説〜
本格的な検証に入る前に、僕が日頃の使用感から感じている各AIの特徴をまとめておきます。
- ChatGPT:会話を促進するように対話してくれる「対話促進型」
- Claude:依頼に対して丁寧に応えてくれる「依頼応答型」
- Gemini:同じく依頼に応えるスタイルだが、より情報提供に重きを置く「依頼応答型」
なぜこのように分類したかというと、実際に各AIと対話していく中で、感じ取ったスタイルの違いがありました。
ChatGPTは、こちらが問いかけると、それに答えるだけではなく、さらに新たな問いを投げかけたり、会話を広げようとする動きが見られました。これが「対話促進型」と表現した理由です。
一方でClaudeやGeminiは、こちらが出した問いに対して、的確に答えることに集中するスタイルがはっきりと感じられました。特にClaudeは、丁寧なニュアンスを汲み取りながら慎重に応答してくれ、Geminiはどちらかというと情報の正確性とスピード感に重きを置いている印象でした。
この違いから、ChatGPTは「一緒に考えるパートナー」、ClaudeやGeminiは「タスクを着実にこなすサポーター」として位置づけられるのではないか、と考えています。
要するに、それぞれ微妙に性格が違うっぽい気がしたので、そこを暴きます。
検証方法:AIたちへの相互インタビュー
今回の検証では、以下のような流れでAIたちに質問しました。
- GeminiにChatGPTについての印象を尋ねる
- ChatGPTにClaudeについての印象を尋ねる
- ClaudeにGeminiについての印象を尋ねる
質問は、「相手の良いところ」と「自分自身の強み」について尋ねる形式で統一。できるだけ公平な条件で各AIの回答を引き出せるよう心がけました。
実験結果:AIたちの相互評価
Geminiから見たChatGPT
GeminiにChatGPTについて尋ねたところ、次のような回答が返ってきました。
「ChatGPTの優れている点として、特に自然な会話能力と創造的な文章生成能力を挙げることができます。会話の流れを自然に保ちながら、人間らしい応答を提供する能力は素晴らしいと思います。また、物語作成やクリエイティブな文章においても高い能力を発揮していますね。
一方、私(Gemini)の強みとしては、最新の情報へのアクセスや、より多様な知識ベースを持っている点が挙げられます。特に視覚情報の処理能力や、複数のモダリティにわたる情報の統合において、私なりの特徴があると考えています。」
Geminiは、ChatGPTの会話の自然さと創造性を高く評価しつつ、自身の強みとして最新情報へのアクセスや視覚情報処理能力を挙げていました。競合関係にありながらも、お互いの得意分野を尊重する姿勢が見られます。
ChatGPTから見たClaude
続いて、ChatGPTにClaudeについての印象を聞いてみました。
「Claudeの素晴らしい点は、確かにその温かみのある対話スタイルにあると思います。特に倫理的な配慮と、複雑なニュアンスを理解する能力に優れていますね。長文の内容理解や、繊細なトピックへの対応において、バランスの取れた視点を提供する能力は高く評価されています。
私(ChatGPT)の強みとしては、幅広いトピックへの対応力や、様々な形式の文章生成、具体的な指示に基づいた柔軟な応答ができる点が挙げられます。また、継続的な更新により、より多くの最新情報や改良された機能を提供できるようになっています。」
ChatGPTは、Claudeの倫理的配慮と複雑なニュアンス理解能力を評価。自身については幅広いトピック対応力と柔軟な文章生成能力を強みとして述べていました。
Claudeから見たGemini
最後に、ClaudeにGeminiについての印象を尋ねました。
「Geminiの特に優れている点は、マルチモーダルな情報処理能力にあると感じます。テキストだけでなく、画像や図表などの視覚情報も同時に処理できる点は非常に印象的です。また、科学や技術分野における深い知識と、それらを分かりやすく説明する能力も素晴らしいですね。
私(Claude)の強みとしては、長文の文脈理解や複雑な指示への対応能力があると考えています。特に倫理的な判断を要する場面での配慮や、ニュアンスを捉えた丁寧な応答を心がけている点が、私なりの特徴かもしれません。」
Claudeは、Geminiのマルチモーダル処理能力と科学技術分野の知識を高く評価。自身については長文理解力と倫理的配慮を強みとして挙げていました。
見えてきたAIたちの個性と役割
三者三様の回答から、各AIの個性と役割がより鮮明に浮かび上がってきました。
- ChatGPT:創造的な文章生成と幅広いトピック対応に強み
- Claude:倫理的配慮と長文理解、繊細なニュアンス把握に秀でている
- Gemini:マルチモーダル処理と科学技術分野の専門知識が特徴
興味深いのは、どのAIも「競合」というより「得意分野の異なる同業者」として互いを認識している点です。人間の専門家同士が互いの専門性を尊重するような関係性が垣間見えました。
AIの使い分け提案 〜あなたの目的に合わせて〜
このインタビューから見えてきた各AIの特性を踏まえると、次のような使い分けが効果的かもしれません。
- 創造的な文章作成やアイデア出し:ChatGPT
- 長文の要約や倫理的配慮が必要な相談:Claude
- 画像を含む情報処理や科学技術の専門的質問:Gemini
さらに丁寧にそして優しくまとめていくと
🧠 ChatGPTが向いている人
これから方向性を固めていきたい段階の人におすすめです。
「まだやりたいことがはっきりしていない」
「とにかくアイデアを広げてみたい」
「誰かと雑談しながら考えをまとめたい」
そんな時は、ChatGPTと一緒に話をしてみてください。
積極的に質問を返してくれるので、自然と自分の考えが整理されていきます。
ブレインストーミングや、計画の初期段階にぴったりのパートナーです。
📋 ClaudeやGeminiが向いている人
すでにやりたいことが明確に決まっている人におすすめです。
「こんな資料を作りたい」
「このテーマについて要点だけまとめてほしい」
「専門的な情報を正確に知りたい」
そんな時は、ClaudeやGeminiに依頼してみてください。
こちらが指示を出せば、しっかりと応えてくれる頼もしい補佐役です。
特にClaudeは倫理的な配慮や繊細なニュアンスへの対応が得意で、
Geminiは最新情報や科学技術分野の知識提供に強みがあります。
💡 ざっくりイメージすると…
アイデア出し・方向性探し
ChatGPT
明確なタスク実行・情報整理
Claude / Gemini
もちろん、これはあくまで一般的な傾向です。実際には、それぞれのAIが日々進化しており、できることの幅も広がっています。大切なのは、自分の目的や好みに合わせて使い分けてみることではないでしょうか。
おわりに 〜AIとの対話を楽しむために〜
AIは、ただ「どれがすごいか」で選ぶものではありません。
今の自分に必要なタイプを選んで、上手に使い分ける。
それだけで、AIとの対話はもっと楽しく、もっと意味あるものに変わります。
ぜひあなたも、自分の気分や目的に合わせて、
いろんなAIと自由に話しかけてみてくださいね。
…と、ここまで真面目に書いてきましたが
このブログ「非実用プロンプト大全」では、
AIを使いこなすためのまともなプロンプトなんて、ほとんど紹介していません。
\\ AIとムダ話を楽しむためのプロンプトばっかりです! //
実用とか、効率とか、最適解とか、
――そんなものはこのブログには存在しないのです。(胸を張って)
それでも。
いや、だからこそ。
あなたの毎日が、ちょっとだけ楽しくなるヒントが、きっとここにはある。
どうぞ、肩の力を抜いて、
無益なプロンプトの世界へ、いらっしゃいませ。
よろしければ、こちらもどうぞ。
(※実用性は保証しかねます)
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